小島染織による藍染・草木染Blog
last update 2009/03/15 11:02
 HOME  ショッピングガイド  個人情報保護方針  特定商取引法  カゴをみる
HOME > 「紺屋の明後日」

「紺屋の明後日」

「紺屋の明後日」という言葉があります。ご存知ですか?

「紺屋」とは、染物屋のことで、江戸時代に藍染(紺染)がその大半を占めていたので、染物職人を総称して「紺屋」というようになりました。「こうや」とも「こんや」とも読みます。

「紺屋の明後日」とは、広辞苑によれば、<紺屋は仕事が天候に支配されるので、染物の仕上げが遅れがちで、客の催促に対して、いつも「あさって」と言い抜けて当てにならないこと。転じて、約束の期限があてにならないこと>とあります。

私も「天気」というタイトルでブログにも記しましたが、現代の紺屋である当社も実は、同じような問題を抱えています。この、のんびりとした感じも良いと書きましたが、「紺屋の明後日」と言うと、少し皮肉めいた意味になりますね。もちろん、当社では、「紺屋の明後日」とならないよう、お客様との約束の期限を守るべく、最善の努力をしておりますので、ご安心下さい。

「紺屋」を含む言葉としては、「紺屋の白袴」が有名ですね。人様の為に忙しく、自分のことをする暇がない例えです。

辞書を見ていたら、「紺屋の地震」という慣用語を見つけました。意味は分かりますか?

「藍染まぬ」「藍澄まぬ」⇒「相済まぬ」⇒「申し訳ない」 の洒落だそうです。

「紺屋の明後日」となってしまい、「紺屋の地震」です、、、となったら洒落は洒落でも洒落にならなくなりますね。

肝に銘じます・・・。


トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://hpb.rentalserv.net/cgi-bin/tb.pl?bid=842&eid=13

コメント

1. 名前:リラクターン - 2006/05/26 19:53
はじめまして♪ ネットサーフィンしてたら辿り着きました。 TOPページがとても素敵で、思わずブログに飛び込んでしまいました・・・ わたくしも日本の風習を大切にして生きていきたいと思います!

コメントを書く
名前

メールアドレス

URL

コメント


HPへ戻る

 

カレンダー


カテゴリ一覧

新着情報

おすすめ商品