小島染織による藍染・草木染Blog
last update 2009/03/15 11:01
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是非!

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情報発信

突然ですが、小島です。

繊維ニュースの記者さんと話しました。

染色加工場にとって、このご時世、情報の発信が重要だということで意気投合。

「ブログは活用されていますか?」

と問われ、「もちろんです!」

と答えた都合上、これからはもっと更新しなければと、プレッシャーを感じています。


話題は、加工の現状から環境問題そして製品事業へ、

どこの染色加工場も、おおよそ考えていることは似たり寄ったり。

どのように差別化を図っていくのか?

品質?小ロット対応?短納期?

案外、コミュニケーション能力が問われているのかもしれません。



引っ越しました

今回からアメブロに引っ越しました。

http://ameblo.jp/kojimasenshoku/

当社のHPもよろしくお願いします。

http://www.kojimasenshoku.com/index_2.html



IFFにて(羽生衣料縫製組合さん訪問)

東京ビックサイトで行われているIFF(インターナショナルファッションフェア)に行ってきました。というのも、羽生市の衣料縫製組合さん(写真右側の男性は青年部の津久井部長)が出展されており、当社の生地(藍染や柿渋染の刺子地)も一部使っていただいているのです。

IFF衣料縫製

ブランド名は、「卯三郎」(羽生市ゆかりの偉人、清水卯三郎からとっています)。自然の染料(藍・茜・柿渋など)にこだわったものづくりをされています。藍の「青」と、茜の「赤」をとりまぜた新しい紫「紫苑色」も発表され、ものづくりや武州の伝統文化へのこだわりに満ち溢れていました。また、羽生のお隣、加須市は鯉のぼりの産地として有名ですが、手書き鯉のぼりの製造元(橋本弥喜智商店さん)により鯉文様が描かれたTシャツも面白いです。

IFF衣料縫製2

衣料縫製組合青年部の皆さんは、本業をこなしながらの組合活動で、平日夜間や休日の空いている時間を使って、羽生市を含む武州の地域ブランドの活性化のために、大変熱心に活動されています。当社としても、「卯三郎」ブランドの振興のため、今後も協力させていただきたいと思います。



ベンチャーフェアにて(株式会社タネイさん訪問)

昨日、当社取引先の株式会社タネイさんが、有楽町の国際フォーラムで開催されているベンチャーフォーラムに出展されているということでお邪魔してきました。(イベントは昨日で終了。)

ベンチャーフェアタネイさん

タネイさんは、老舗で名門の武道衣メーカーです。老舗でありながら新しい分野にも積極的で、先日は中小企業総合展にも出展されていましたし、今回は、新しいタイプの刺子織生地を発明され、武道衣ではなく、和食店の割烹着としても適している、作務衣「和楽」を開発され、展示されていました。「和楽」は、武道衣で培われた確かな技術で作られており、単なる和の装いとしての魅力だけでなく、吸水性、通気性、耐火性にもすぐれ、着心地のよさも抜群です。もしお知り合いで、和食店を経営されている方でもいらっしゃれば、是非御紹介下さい。



休日の一コマ

今日は、会社は休みなのですが、ジャパンクリエーションにいらしていただいたお客様に送るサンプル等の準備の為、デザイナーの斎藤さんのほか、4名のスタッフが出社しています。

今回のジャパンクリエーションについて整理してみると、サンプル希望等のお客様が増えていることは前回書きましたが、その要望も多彩で、又、熱意のあるものが多く、当社に寄せられる期待の大きさを改めて感じさせられます。人数だけでなく、お客様の真剣度も3年前に初めて出展したときより、随分増しているような気がします。これも、斎藤デザイナーのご指導と時間を惜しまないスタッフの熱意のお陰です。もちろん、これはビジネスですので、重要なのは、これから、本当の成果が上げられるかどうかです。いかにフォローし、当社の機能をきちんと、ご理解いただけるかが重要なポイントで、そのためにも、休日を返上して、準備をするわけです。頑張りましょう。

サンプル準備



ジャパンクリエーション終わる

ジャパンクリエーションが、先週の金曜日で終わりました。お忙しい中、お越しいただいた皆様には、大変有難うございました。

今年のジャパンクリエーションは、いろいろな意味で変化の年でした。出展者が3割減り、来場者も2割減ったそうですが、出展者のレベルは上がっており、又、今までよりも、充実した商談が出来た、というのが、大方の評価のようです。

全体の来場者数は減少したようですが、おかげさまで、当社のブースは初日から盛況で、3日間とも、お寄りいただいたお客様は例年以上の数でした。成果の方はこれからですが、早速、サンプルの依頼を受けたり、今日はもうすでに、工場見学のお客様もいらっしゃり、期待が出来そうです。

又、今年は、藍染以外の染色も強調したレイアウトを斎藤デザイナーにお願いしました。大変苦労をされたようですが、おかげさまで、12月7日付の繊研新聞一面トップのジャパンクリエーション特集記事に当社の染色技術が紹介されました。実際その記事を見て、当社ブースにお寄りいただいたお客様も多数いらっしゃいました。有り難い限りです。

JC3日目

最終日のスタッフです。前列右の沢田早苗が染色部からの応援スタッフです。斎藤デザイナーも含め他の4名は、初日から、ほとんど張り付きでした。お疲れ様でした。

刺子携帯ケース

沢田手作りの携帯ケースです。刺子生地で柔道着風に作られています。結構よいと思いません?

来年は、春夏2回開催の予定だそうです。さらに、進化した小島染織でお目にかかりたいと思いますので、是非又お越し下さい。

当社のHPはコチラ ⇒ http://www.kojimasenshoku.com/index_2.html



ジャパンクリエーション(2)

昨日からジャパンクリエーションが始まりました。私も午後から顔を出しましたが、初日から盛況で、スタッフも大忙しだったようです。今日は、当社の技術の柱、鈴木哲郎部長も現地に行っております。営業マンからは聞き出せない、技術的な話も聞いていただき、当社の魅力を感じていただければと思います。

ジャパンクリエーションのブログでも当社が紹介されております。

タデ藍

毎回反響の多い剣道人形です。実物と同じように一つ一つ丁寧に作られております。ネームも入れられるオーダーメイド品です。

剣道人形

タデ藍も展示しております。斎藤デザイナーが栽培しているもので、これだけきれいに育っているものは珍しいです。

JC初日スタッフ

初日のスタッフです。しゃがんでいるのが斎藤憲夫デザイナー。後方右から、中井孝典課長(東京営業所)、岡戸岳朗課長(工場生産管理)、本社営業の菊地正久、東京営業の神内昇です。ほとんどのメンバーが3日間はりつきます。宜しくお願いします。

当社のHPはこちら ⇒ http://www.kojimasenshoku.com/index_2.html



ジャパンクリエーション開催!

以前このブログでもご紹介しましたが、明日から3日間(12/6〜/8)東京ビックサイトで日本最大のテキスタイル展ジャパンクリエーションが開催されます。当社も1コマ借りて出展します。ご興味のある方は是非お越し下さい。

JCブース

今年も斎藤憲夫デザイナーにブースの企画はお願いしました。

当社としては、今回で3年目4回目の出展です。毎回新しい良い出会いが多く、今回も面白い成果が期待できそうです。

尚、今までは、藍染中心の展示でしたが、今回は、当社のもう一つの柱でもある、染色加工にも重点を置いた内容となっております。当社の染色加工は、一般の染色から草木染まで、素材もシルクとウール以外は基本的には何でも染められます。又、短納期小ロット対応にも心がけており、見本反染めや、小ロットの製品染めにも対応可能です。染色加工でお困りの方がいらっしゃれば、是非お声をお掛け下さい。

又、当社のある埼玉県羽生市は、知る人ぞ知る繊維産地で、当社のような染色加工業者だけでなく、縫製関係も含め、繊維関係のあらゆる業者が多数存在します。繊維関係のものづくりでお困りの方がいらっしゃれば、必ず、ご満足のいくご提案が出来ると思いますので、何なりと、お声をお掛け下さい。特に、東京近郊の方には、アクセスの良い立地ですので、スピードも含め効率的な対応が可能です。

以上、最後は宣伝めいた話になりましたが、明日からのジャパンクリエーションが楽しみです。



旧暦講演会

 先日、クラボウさん主催の小林弦彦先生の講演会に行ってまいりました。小林弦彦先生は、元クラボウの常務取締役で、旧暦研究の第一人者、「旧暦はくらしの羅針盤」(NHK生活人新書)の著書があります。今回のテーマは、「旧暦からみた2007年の気運」で、昨年はご病気の為お休みでしたが、毎年この時期に行われる講演は大変好評で、今年は、200人以上の方が聞きに来られました。

 旧暦の解説は、長くなりますし、私の専門でもありませんのでここでは省きますが、簡単に言うと、日本では明治5年まで使われていた為、通称「旧暦」と言われる、太陰太陽暦のことです。(中国では、農暦と言われ、現在でも使われています。)中国の旧正月であるとか、日本国内でも中秋の名月や、大安だの友引だのといった六曜星は、旧暦に基づくもので、現代の日本人にも親しみ深いものと思います。

 小林先生の講演は、旧暦は、古来民衆の生活の知恵により作られたものであり、日本の気候は、旧暦に準拠している為、正しい季節感を取り戻す為にも、旧暦の再評価をすべきだというものです。そこで、旧暦の知識を活用すれば、気候が読めるし、「景気2割、天候8割」といわれる繊維業界の商売にも活用できるというものです。

 さて、来年は、、、ということですが、繊研新聞の元旦号に詳しくは掲載されるとの事ですので、興味のある方はそちらをご覧下さい。簡単に言うと、「四季遅順」、春夏の到来は遅く、秋は秋らしく、冬は厳しい冬になる、とのことです。又、気になるのは、イノシシ年は、地殻変動の多い年という話です。神戸の震災も関東大震災もイノシシ年だったそうです。備えあれば憂い無し、ですね。

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羽生市商工祭り

 少し前になりますが、羽生市商工祭りが行われました。その名の通り、市内の商工業者が、いろいろな企画・イベントを行うお祭りです。私は、被服青年会に所属しておりますので、そのお手伝いで参加しました。今年は、例年通りの即売会に加え、チャリティーTシャツの企画・販売が目玉企画でした。これは、メンバーの一人である藤倉新平さんの伝手で、カンボジアの子供たちに「家族」というテーマで絵を描いてもらい、それをTシャツにプリントし、販売した収益金をカンボジアの子供たちのために寄付をするというものです。年初から、企画を話し合ったり、カンボジアから集まった絵を市民の皆さんに人気投票してもらい、実際に、Tシャツにプリントする図案を選んだり、例年には無い苦労がいろいろありましたが、根岸克己被服青年会長のリーダーシップと幹部の皆さんの尽力で、ひとつの達成を見たのかと思うと、感慨深いものがありました。当日は、予想以上の売れ行きで、200枚以上を販売したとの事です。ご協力いただいた皆さん、有難うございました。

Tシャツ販売 実

 又、当日は、市内で野球のユニフォームを製造しておられる小坂さんの関係で、元ジャイアンツの屋敷選手と元ベイスターズの古賀投手がいらっしゃり、Tシャツを購入された方に、サインをしたり、少年野球教室を開催したりと、盛り上げに一役かっていただきました。

Tシャツ販売

 又、衣料縫製組合の青年部さんも、現在力を入れている「卯三郎」ブランドの展示を行っていました。中には、当社で生地を提供したジャケットとパンツも含まれます。提供したのは、藍染めの糸と白糸とで織り上げた刺子地です。矢島さん(下の写真のモデル)がデザインしてくださりました。来年1月のインターナショナルファッションフェアに参加され、このジャケットとパンツも展示されるそうですので、お時間ある方は足を運んでみてください。

矢島さん



法人会全国青年の集い

先日、「法人会全国青年の集い・埼玉大会」がさいたま市は大宮ソニックシティで行われました。当日は、2000人以上の経営者が集まるとの事で、地元でもありますので、受付その他のお手伝いに行ってきました。

青年部全国大会

当日は、式典のほか、桜井よしこさんの講演、猫ひろしさんほか、タレントさんのライブ、松崎しげるさんのディナーショーと企画が目白押しでした。

猫ひろし

松崎しげる

桜井よしこさんと猫ひろしさんと松崎しげるさんの組み合わせって???という感じですが、やっぱり生の迫力ですね。テレビで見るよりも、断然よかったです。

話は変わりますが、藍染と一口に言っても、最近では中国からの安い輸入品もありますので、当社としても、やっぱり国産、やっぱり武州正藍染と言われるような、しっかり差別化の出来る商品を作らなければなりません。松崎しげるさんに負けないような、生の迫力のある商品を作らなければならない、ということです。(最後はこじつけですが、、、。)

(付) 私事で恐縮ですが、一昨日第一子(娘)が生まれました。このブログを読んでくださっている皆さんに、この場を借りてご報告します。生の迫力というと、子供もそうですね。想像はしていましたが、生で対面したときの感激は、なかなか得がたいものでした。



シオンテック

今日は、株式会社シオンテックさんを紹介します。シオンテックさんは、天然草木染染色の研究開発、企画等を営まれています。(業務内容が多彩で簡単には紹介しにくいのですが。)先日、信濃町から千駄ヶ谷にオフィスを移転されたということで、お邪魔してきました。

シオンテック

引越しはされたばかりで、まだ、インテリアは未完成でしたが、前のオフィスよりも広くなっており、会社の勢いを感じさせられます。

シオンテックさんといえば、菱川社長です。いつも、お話を伺うとその知識・造詣の深さに驚かされ、又、発想の豊かさに脱帽です。時間の経過を忘れさせられ、ついつい長居してしまいます。

上の写真は、そのオフィス内です。(アングルが悪く、どんなところかこれではさっぱり分かりませんね。)壁紙は、紙から生まれた紙糸繊維で出来ており、当社で加工を施して、マイナスイオンが発生しています。シオンテックさんにお邪魔すると元気を与えられるのは、このマイナスイオンのせい?かもしれません。

最近当社も来社されるお客様が増えてきております。シオンテックさんを見習って、来て頂いたお客様に元気を与えられる、そんな会社になりたいものです。

(蛇足ですが)

先日紹介しました、テレビ東京「カンブリア宮殿」の稲盛和夫さんを紹介する回が、昨日放映されました。インタビューされたけれど、、、と言い訳をしておりましたが、残念ながら?私のインタビューは、見事にカットされておりました。わざわざ、ご覧下さった何人かの方、失礼を致しました。



第48回埼玉県繊維製品求評展示会

朗報です。

品評会1

携帯電話のカメラで、しかも、ガラス越しに撮りましたので、見えにくいのですが、これは、埼玉県庁正面玄関の展示で、第48回埼玉県繊維製品求評展示会の受賞作品です。左側下段にありますのが、当社の抜染した藍染帆布です。なんと埼玉県知事賞に次ぐ、埼玉県産業労働部長賞を受賞いたしました。県内の繊維産地から選りすぐりの生地・製品の中で、このような賞を頂けたことは、会社として大変名誉なことであり、作品の製造に関わった社員・関係者の方々の労に感謝したいと思います。

品評会2

埼玉県庁玄関に展示してありますので、上田清司知事もよくご覧になるそうです。この藍染帆布(キャンバス地)は、カバンを作るのに適しており、柄をもう少し工夫するとよい、との審査員の先生のコメントを頂きました。

武州正藍染は、当地の地場産業でありますが、今では生産者の数も指折り数えるほどになってしまいました。ただ単に、伝統として残すだけでなく、今回のような受賞をきっかけに、更に技術を磨いて、より発展した形で、武州正藍染を広めていければと思います。

ちなみに、埼玉県の物産品は、埼玉県物産振興協会のHPに詳しいので、ご興味のある方はご覧ください。



羽生市福祉祭り(アイライフの話題)

今日は、羽生市福祉祭りがありました。株式会社アイライフとしては、今年で2回目の参加です。

今回は、松下電工エイジフリーショップス株式会社の山口さん、北林さんにも助っ人として協力していただき、住宅改修をメインテーマとして、充実した展示・ご案内が出来たのではないかと思います。もちろん、澤田道史・永島正樹・田邊美雪といった、いつものアイライフメンバーも朝から大忙しで、あっという間の一日だったろうと思います。

羽生福祉祭り

小島染織にとって、今年の12月のジャパンクリエーションは、3年目4回目の参加です。3年目ともなると、要領がずいぶんわかってきます。そう思うと、アイライフの来年の展示も楽しみです。

こういったイベントは、もちろん宣伝効果も期待できますが、社内の一体感のようなものも増すような気がして、いいですね。



齋藤憲夫さん

齋藤憲夫デザイナーについては以前にも紹介しました。当社の製品企画をお願いしているデザイナーで、たまにTVにも出演されています。下の写真の右側の方です。見覚えのある方もいらっしゃるのでは?

昨日は、羽生市にある当社の工場までいらしていただき、今年の12月に出展を予定しているジャパンクリエーション(日本最大のテキスタイル見本展)の企画について打ち合わせをしました。

今回で3年目、今年の春を含めると4回目の出展になります。今までは、藍染めが中心の内容でしたが、今回は、当社の藍染以外の染色加工についても広くPRしようと考えております。写真の左手奥は、当社の染色生産部の鈴木哲郎部長です。今回の打ち合わせでもいろいろとネタが出てきて、狭いスペースでどう表現するか、苦慮しそうです。小ロット・短納期だけでなく、幅の広いさまざまな加工ができることも当社の特徴なのです。

齋藤さんには、お隣、加須市の名物「うどん」を召し上がっていただき、ミーティングの内容も十分なものだったと思われ、満足して帰っていただいたのではないかと思います。

今年のジャパンクリエーション、小島染織のブースにご期待ください。



アイライフの御紹介(国際福祉機器展に行ってきました) 

東京ビックサイトで行われている国際福祉機器展に行ってきました。東側の展示場を全て使って行われる非常に大きなイベントです。

HCR

当社では、関連会社である株式会社アイライフ(松下電工エイジフリー介護チェーン)で、福祉用具の販売・レンタル・福祉住宅リフォームの仕事を行っております。2年前に開業したときから、毎年このイベントは見に行っているので、今年で3回目です。

印象としては、介護保険法の改正の影響もあってか、いわゆる「自立支援」の為の、運動器具やゲームの類が目立ったような気がします。又、福祉用具においても、機能性のみならず、デザイン性にも優れた商品が増えてきているようです。カラーバリエーションも増えてきています。「介護」というとやや湿っぽいイメージをもたれる方もいらっしゃると思いますが、これからは、明るく前向きな「介護」の時代です。

そんな中で気になった商品を1点紹介します。リハビリに有効に活用できるという手織り機「楽織」です。当社の藍染も体の不自由な方でも楽しめるような、そんな工夫が出来たら面白いかも、と思いました。

ちなみに、アイライフという会社名の由来ですが、<アイ>のある生活の実現にお役に立ちたいという意味です。<アイ>とは、「愛」(愛情)であり、「藍」(藍染の藍。彩りとか豊かさをイメージ)であり、「I」(英語で私の意。個性を大切にした、自立した生活をイメージ)であります。名前負けしない会社にする為、日々奮闘中であります。

アイライフの二人

右が店長の澤田道史、左が営業の永島正樹 @ 残業中 です。よろしくお願いします。



訂正と言い訳

先日、妻夫木聡さんのポッキーのCMについて記載しましたが、商品名が間違っておりました。正しくは、ポッキーの黒胡麻&きなこ味です。お詫びして訂正します。こちらもご参照下さい。http://www.glico.co.jp/pocky/gomakinako/

私は京セラの稲盛和夫さんの経営哲学を学ぶ盛和塾に入っています。先日全国から約2000人集まる全国大会に参加してきました。そこで、村上龍さんと小池栄子さんが司会をしている「カンブリア宮殿」(テレビ東京)というテレビ番組のインタビューを受けました。懇親会でお酒が入った中でのインタビューでしたので、思い出すと恥ずかしい中身で、カットされればよいなあと期待しているのですが、、、。(放映される前に、言い訳だけしておきます。)

以上、訂正と言い訳でした。



妻夫木聡と清水章吾、そしてANA

当社の手拭・バンダナはデザイナーの斎藤憲夫さんに図柄を書いていただきました。以来、斎藤さんには、当社の製品事業の企画全般でお世話になっております。何を隠そう、この斎藤さん、TVタレントという顔もお持ちなのです。最近では、ANAのTV CMで、森光子さんと共演しています。その他、注意してみていると、いろいろなところに顔を出されてますよ。(昔の「ウォーリーを探せ」の感覚です。と言っても、もう通じないかもしれませんね。流行ったのは、約20年前ですから。)

続いて、妻夫木聡さん。最近、グリコから体に優しいという謳い文句の新しいポッキー(黒五・五果)が発売になりました。そのTV CMで妻夫木聡さんが藍染の作務衣を着用されているのですが、その生地は、当社の藍染の生地なのです。実は、私自身は一度も見たことが無く、最近はCMを見るように心がけているのですが、意識するとこれがなかなか見つからないものですね。どの番組を見れば、このCMが見られるか、ご存知の方がいらっしゃれば教えてください。

最後に、「どうする、アイフル」のCMでおなじみの俳優、清水章吾さん。同じく当社の生地を使っていただいている武州正藍染作務衣のモデルをされています。武州の藍染を良くご存知のようで、うれしくなりました。

余談ですが、「渡る世間は鬼ばかり」で宇津井健さんが、毎週、大変おしゃれな作務衣を着てらっしゃいます。この作務衣は、当社とは関係ないのですが、先日、当社の朝礼で宇津井健さんにも当社の藍染作務衣を着ていただければ、良い宣伝になるという話があったところ、いつの間にか話が広がって、ある社員が「宇津井健さんが着ている作務衣もウチのとは、すごいねえ、、、。」冷や汗モノです。話の伝わり方ってコワイですね。

ちなみに、上述の3つの話は、本当に本当です。



ギフトショー

今日はギフトショー(http://www.giftshow.co.jp/)に行ってきました。相変わらずの来場客の多さに、今時のモノ余りの時代にも、なにか新しいモノ、新しい出会い、を求める人がこれだけいるのかと、改めて驚きました。

ただ、本当に何か目新しいものがあるかというと、おおよそ最近の出展の傾向は似たようなものであるような気がします。

実は当社も、昨年の9月に出展したことがあります。ギフトショーというと最終製品を求めるお客様が多い中で、当社は最終製品もあるには、ありますが、どうしても、生地であり、加工の話になる事が多く、ギフトショーにいらっしゃるお客様と当社の求めるお客様との間にミスマッチを感じた事もあり、それ以来出展しておりません。とは言うものの、昨年のギフトショー以来お付き合いを頂いているお客様もいらっしゃいます。そろそろ最終製品のアイテム数も増えてきましたので、又、新しい出会いを求めて出展することも検討してもよいかもしれません。

モノ余りの時代に飛び込み営業をしてもなかなか実を結びませんが、こういったイベントに参加すると、お客様の方から来て頂く事が出来ます。最近は、当社のHPを見て、飛込みで商談にいらっしゃるお客様もあります。男女の出会い方も最近では随分変わったようですが、(例が悪いか?)ビジネスでの出会いの場も、最近ますます変わってきていますね。



埼玉のモンマルトル?

最近ある方と話していて、こんなアイディアを頂きました。

「小島さんのところはスペースがあるのだから、ものづくりが好きな人に開放してみたら?」

つまり、「染」や「織」といったものづくりをしたいけどスペースがない人、一人ではなく、仲間と一緒にものづくりをしたい人を対象に、工房として開放してみたら?というアイディアです。そこで、ものづくりが好きな友人や、当社の社員で自分で制作活動をしている者に意見を聞いてみたら、これが予想を上回る好評なのです。例えば、そこで作ったものを当社を通じて販売したら喜ばれるのではないか?などという意見も頂きました。

ものづくりが好きな人が集まるようになれば、何か面白いことが出来るかもしれませんね。19世紀半ば、20世紀にかけて、パリのモンマルトルにピカソをはじめとする芸術家が集ったように、21世紀の初頭、羽生市の神戸に「染」「織」を愛する人間が集う。

大袈裟に書きすぎましたが、こんなアイディアはいかがでしょうか?



繊維の美容院

このHPでは、藍染・草木染を中心にご紹介しておりますが、当社では、いわゆる一般の染色整理加工(織物全般・一部製品)も中核事業として営んでおります。今年の後半にかけては、この染色整理加工も積極的にPRしていこうと考えております。

そこで、何か良い謳い文句はないかということで思案しているわけですが、当社の部長が考えた案の一つに「繊維の美容院」というのがあります。(いかがですか?)

繊維品をよりきれいに見せるプロフェッショナルです、というわけです。

人気のある美容院とは、、、?腕がよく、サービスがよく、リーズナブル。床屋の場合は、リーズナブルで、サービスがよく、腕もよい、となるのでしょうか。

10分1000円で業績を伸ばしている床屋チェーンもありますが、オリックスの清原は坊主頭に3万円払っているそうです。

出来れば、後者になりたいものです。



DIME

当社のデニム生地を使って頂いたTANDEMさんの製品が9月5日発売の雑誌DIMEに掲載されます。

当社は、基本的に裏方の仕事が多く、表に出る事は少ないのですが、こうして当社の生地を使って頂いたお客様の記事が掲載されるというのは、やっぱりうれしいものですね。

今回の製品は、LADY'Sの生デニムです。藍染の特徴を活かすために、後加工を施していません。又、TANDEMさん独特のスタイルを重視されており、とてもシルエットが綺麗で、ジーパンが好きな女性は必見だと思います。

是非ご覧下さい。

PS 昨日藍染を使った衣料品の商談がありました。当社の藍染は、手作りの部分をたくさん残しておりますので、その良さは、裏を返すと欠点と言われたりします。これは、人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、欠点といわれてしまう部分をどのように良さであり味としてご理解頂くかが、いつも論点になります。今回の商談でもそうでしたが、来期に向けて、その良さをしっかり伝えられるよりよい商品を作ろうということで話がまとまり、楽しみな仕事になりそうです。TANDEMさんのジーパンは、藍染の良さを表現して頂いている成功例だと思います。



ハンカチ王子と手拭サムライ

今年の高校野球は例年に無く面白かったですね。「ハンカチ王子」こと早実の斎藤投手の人気やそれぞれ個性溢れるライバルたちの存在、熱闘、高校野球好きの日本人の心に火をつけてしまった感じです。

昨今の演出過多のスポーツにはない、本物の魅力がありました。本物は、それ自体で魅力的である、華美な演出はいらない、ということを証明してくれました。当社のものづくりでも、本物を追求することの大切さを教えてくれたような気がします。

ところで、斎藤投手の影響で、今ハンカチが売れているそうです。当社では、武道関係のお客様が多いので、剣道用の手拭を販売しております。斎藤投手のポケットから出てくるのが手拭であれば、当社の手拭が売れたかもしれませんね。(手拭で汗を拭くのではスマートさに欠け、昔の高校球児みたいですね。)

当社では最近も世界大会で使用される海外のナショナルチーム向けの手拭を何点か納めました。剣道の世界大会でも毎年熱闘が繰り広げられます。

ハンカチ王子ならぬ、手拭サムライに人気が集まり、当社の手拭の売上が増える!というのは、野暮な期待でしょうか?



百聞不如一見

先日当社に5名の女子中学生(一年生)が、職場体験で3日間ほど訪れました。最近では、どこの学校でもこのような活動を行っているようです。

中学一年ですので、まさか機械を触ったり、危険が伴うような事はさせられませんので、藍染部門、染色部門の各持ち場で、簡単なお手伝いをしてもらうという内容にしました。

初日の午前中は私の担当ということで、当社の概要を説明し、工場見学をしてもらいました。染織という仕事の楽しさを知ってもらおう、一生懸命に仕事をしている姿を見てもらおうと意気込みましたが、少し空回りしたかもしれません。

その後、中学生たちも慣れてきたようで、挨拶の声も大きくなり、楽しそうにしている様子も伝わってきました。最終日にハンカチを藍染で染めてもらいましたが、私がクドクドと説明するよりも自分で体験するほうが何倍もその楽しさを分かってもらえたようです。

考えてみれば当たり前かもしれませんが、「百聞不如一見(ひゃくぶんはいっけんにしかず)」ですね。恥ずかしながら、私の方が教えられてしまいました。



世界のトヨタ

 先日、地元の被服青年会の企画で、愛知県のトヨタの工場を見学に行ってきました。泣く子も黙る世界のトヨタですから、最先端の工程に圧倒されっぱなし。人間の手以上の迫力で、人間の手よりも細かく動く産業用ロボットを見て、同じく見学していた人が「こいつらが攻めてきたらどうするんだ?」なんて洩らしていましたが、それを聞いて私もなるほどと思いました。昔見た、宮崎駿さんのアニメ「風の谷のナウシカ」で、王蟲が攻めてくるシーンがありましたが、思わずその場面を想像してしまいました。

 ガイドの方曰く、トヨタでは、人間と特性と機械の特性を精密に分析し、人間がやるべき事と、機械でやるべき事で役割分担しているとの事。言われてみれば、当たり前のことではありますが、人間も機械と同様、システムの中に組み込まれているわけです。タイトルは忘れましたが、昔見たチャップリンの映画にも、そのようなテーマのものがありましたね。

 当社が扱っている藍染は、伝統工芸の一つに数えられています。当社の工程は、機械化されている部分とそうでない部分とがあります。プロセスを重視すれば、機械化されている部分がある以上、伝統工芸といえないと考える人もいるかもしれません。織物にしても、手で織らなければ、伝統工芸の枠に入らないのかもしれません。そこで、、当社が目指しているのは、伝統工芸としての藍染のよさと、染工場を併設していることのメリットを活かした、「伝統工芸と先端技術の融合」となるわけです。少し大袈裟で、格好付けすぎでしょうか?

未来のパーソナルモビリティ「i-unit」

トヨタ私たちが訪問した日だけで1000人以上の方が訪問しています



天然の色

人が美しい色を求め続けるのは何故でしょうか?

染織に関する著作も多く、ご自身でも工房を持ち、作家活動もされている吉岡幸雄氏によれば、「人は目に映る自然の移ろいを身近に引き寄せたいと願うから」とのこと。

天然染料の良さは、どこか落ち着く、どこか癒される、単に視覚で感じるだけではない、心に響く、何かにあるのだと思います。それは、きっと人も自然物であるから、そう感じられるのでしょう。

当社の草木染の手拭やバンダナは、天然染料100%で作っております。その分、色が地味だと指摘する方もいらっしゃいますが、前述の通り、どこか落ち着く、どこか癒される、そんなものづくりをしたいという願いが込められております。実際、販売活動をしていると、天然染料100%で、だから何?という反応もよくあります。確かに、これが食べ物であれば、天然のもののほうが体に良いというような、分かりやすい効能があるかと思いますが、染料の場合、見た目が同じであれば、天然染料であろうが、化学染料であろうが評価は同じなのかもしれません。

だからこそ天然染料でしか表現が出来ないような色にこだわり、より美しい色を出すことが当社の使命なのだと思います。そうすることにより、それこそ、自然の移ろいをより多くの方に味わっていただければ、この上ない幸せです。

今日は少々堅苦しい話になってしまいましたね。

ところで、今度、当社の手拭やバンダナを使った小物を作る予定です。ちいさな巾着とか小物入れとか。こんなものつくってみたら? などといったご意見募集中です。



鈴木道夫さん

鈴木道夫さんは羽生市在住の藍染作家です。自宅に藍ガメをもってられ、製作活動を続けていらっしゃいます。今度、さいたま市で「鈴木道夫作品展」が催されますのでご紹介します。

鈴木さんの工房には、いつもお客様がいらっしゃいます。鈴木さんの工房を借りてものづくりをされる方や、ただおしゃべりにいらっしゃる方などなど。東京から80代のおばあさんもいらっしゃったりするそうです。

もちろん鈴木さんの人柄がそうさせているのだと思いますが、加えて、その工房の雰囲気が、とても創造的で、ものづくりが好きな方を引き付ける何かがあるのだと思います。

ものづくりに必要な雰囲気、いつの間にか忘れがちな大切なものを思い出させてくれる、そんな素敵な工房です。



紅花祭り

大変久しぶりのブログ更新です。一部の方には、ご心配をお掛けしたようで、失礼を致しました。これからは、頻度を上げていきますので、これに懲りず、ご愛読の程、宜しくお願い致します。

先日、埼玉県桶川市の紅花祭りに行ってきました。桶川市といえば、中山道の宿場町・市場町として発展し、桶川臙脂〔エンジ〕(紅花から作ったベニ)の集散地でした。紅花といえば、山形県がその産地として有名ですが、江戸時代に江戸の商人が、桶川に紅花を持ち込んだそうです。桶川臙脂といえば、その品質の高さで有名だったとか。今でも、その名残を残し、紅花のシーズンには、紅花祭りが行われています。

紅3

お祭りの雰囲気としては、のんびりとした感じ。地域の産物が販売されていたり、舞台上では、簡単な催しがされていたり。趣があるのは、紅花畑の散策でしょうか。私ものんびりとした雰囲気を楽しんできました。楽しみにしていたのは、職業柄、紅花染めだったのですが、桶川では余り盛んではないようです。販売されているものも、余り多くはありませんでした。

紅花染めといえば、染料の製造から、生地の染色まで、大変手間がかかり、難しい事で知られています。当社でも最近試みました。ある社員が相当時間を割いて作ってくれて、とてもよいものが出来ました。一部は、地元の仲間に分けて、残りは当社でものづくりをする予定ですが、あまりにも労力が掛かりすぎて、工芸としては良いのですが、商売としては、難しい面があるようです。

紅花祭りの帰り道、何かお土産をと思い、料理で使う、乾燥した紅花を購入しました。

紅花1

読みにくいかもしれませんが、(中国産)。これが現実と思いながらも、少し寂しい気持ちがしました、、、。「藍のまち」づくりが難しいのと同じですよね。

余談ですが、一度、中国の紅花畑、紅花染めも見てみたいものです。



継続は力なり

先日、羽生市の図書館で催された「蓑・笠展示」を見てきました。もう引退されましたが、当社に長年勤務されていた、中村貞夫さんのコレクションが展示されておりました。

中村さん蓑笠展にて

蓑や笠と言えば、以前は実用品、今では、珍しい工芸品とでも言えましょうか。一つ一つが手が込んだつくりになっているのは勿論のこと、よく見ると地域による違いや用途による違いなど、個性がよく出ていて、とても面白い展示でした。

中村さんの展示は「クニの部屋-北武蔵の風土記」にも詳しく紹介されております。因みに、こちらは、羽生市界隈の郷土史について、大変詳しく紹介されており、参考になるおすすめのブログです。

ここまでのコレクションにするご苦労、頭が下がります。秘訣は、とにかく毎日続けることだそうです。見習わなくては、、、。



オーストラリア戦を終えて思うこと

「負けてしまいましたね。」

と言えば、昨日今日はすぐにサッカーの話題になります。最近、暗いニュースが多かったので、明るいニュースをと期待したのですが、残念でしたね。とは言うものの、そこはスポーツの話。負けたのは残念ですが、決して暗いニュースではありませんね。いろいろ反省点はあると思いますが、まだ予選突破の可能性はあります。負けて悔い無しとまでは言いませんが、「仕方がない。次は頑張ろう!」と、前向きに考えようとしている方が多いようです。

素人考えですが、日本の選手は良く頑張ったのだと思います。だけど、ワールドカップという舞台では、結果が全て。負けてしまえば、プロセスを褒めたところで、大した意味はないということです。きっとそれは、プロ意識の高い日本代表の選手たちが一番強く思っていることでしょう。高校野球であれば、負けても得るものはある、とも言えますが、日本代表チームは、結果を求められるプロフェッショナルです。日本中の厳しい視線に晒されているのです。(私のような、にわかサッカーファンでさえ、このように、ああでもない、こうでもないと言うのですから大変です。)

私たちの仕事も同様です。お客様にお金を払っていただいて提供している以上、プロフェッショナルとしての仕事が求められます。

最近、プロらしからぬ仕事による不祥事が散見しますね。どなたかが、インサイダー情報について、「偶然に聞いてしまったんですよ。」とおっしゃっていましたが、偶然であろうが何であろうが、罪は罪。プロセスのことを言い訳がましく言うあたり、この方も真のプロフェッショナルでは、無かったのだろうなあと考えさせられました。

話を元に戻しますが、次はクロアチア戦。最近の耳を覆いたくなるようなニュースにすっかり懲りている私は、これが明るいニュースとなって、日本のムードを盛り上げてくれることを期待、いや、信じています。



中国語

私は以前2年ほど上海や台北にいたことがあります。お陰で今も現地の友人と交流があります。    (最近では、私の中国語力が落ちてきて苦労も多いのですが、、、。)

というわけで、今日は中国語の話題をさわりだけ。

植物としての藍は中国が原産で、日本には随分古くから入ってきていたと言われます。ヨーロッパにも中国原産のものが伝わっていったようです。

中国で、青色のことを青とは書きません。

「藍色」と書いて青色の意味に使われます。

赤色のことは、「紅色」といいます。きっと、紅花の色だからでしょう。

中国語の方が原材料の雰囲気がよく出ているようです。

中国語と日本語の違いを見ていくと、結構面白い発見があるものです。

余談ですが、中国語で「売買」のことは、「買売」といいます。この違いはどこから来るのでしょうか?



伝統工芸と商い

先日、ある会合に出席しました。地元のある組合の若手が主動しているもので、私は正式にはメンバーではないのですが、藍染のものづくりにも関係する話だったので、声を掛けてもらったのです。

テーマは、「伝統工芸を生かした洗練されたものづくり」

組合の活動ですので、地域振興的な色合いが強いのですが、最終的には、作ったものを売りたい、つまり、商いをしたい、とのこと。

一方で、伝統工芸を突き詰めてみたい、つまり、よいモノを作りたいという気持ちも有るのです。

よいモノ=売れるモノ、であれば簡単ですが、現実はそうでもありませんよね。

当社でもよくこの壁にはぶつかります。ものづくりにこだわった割りに、あまり売れない。逆に、簡単に作ったものが予想以上に売れる。等々

よいモノ作りと売れるモノ作り。

これらをつなぐものは、何でしょうか?



百聞は一見に如かず

昨日は、当社の仕入先としてお世話になっているクラボウさんの繊維素材展に行ってきました。展示されている素材は、どれもこだわりの逸品ばかり。エコ、天然、機能性、、、謳い文句はいろいろ。まだ実用化されていない開発中の技術についても紹介されており、毎度の事ながら、大変参考になりました。

当社もジャパン・クリエーションなど、最近は、展示会にも積極的に出展しています。これまでは、どちらかというと既存のものを展示するという傾向が強いものでしたが、今後は、更に開発にも力を注いでいきたい、いや、注がねば!という刺激をたっぷり受けました。

帰りの道すがら、当社のパート社員から紹介された、ある映像展も見てきました。芸術としての映像は、ほとんど触れたことが無く、正直どう解釈すればよいのか???という感じでしたが、これまた刺激たっぷり。

「百聞は一見に如かず」

いろいろなモノを見るって、やっぱり大事です。



「紺屋の明後日」

「紺屋の明後日」という言葉があります。ご存知ですか?

「紺屋」とは、染物屋のことで、江戸時代に藍染(紺染)がその大半を占めていたので、染物職人を総称して「紺屋」というようになりました。「こうや」とも「こんや」とも読みます。

「紺屋の明後日」とは、広辞苑によれば、<紺屋は仕事が天候に支配されるので、染物の仕上げが遅れがちで、客の催促に対して、いつも「あさって」と言い抜けて当てにならないこと。転じて、約束の期限があてにならないこと>とあります。

私も「天気」というタイトルでブログにも記しましたが、現代の紺屋である当社も実は、同じような問題を抱えています。この、のんびりとした感じも良いと書きましたが、「紺屋の明後日」と言うと、少し皮肉めいた意味になりますね。もちろん、当社では、「紺屋の明後日」とならないよう、お客様との約束の期限を守るべく、最善の努力をしておりますので、ご安心下さい。

「紺屋」を含む言葉としては、「紺屋の白袴」が有名ですね。人様の為に忙しく、自分のことをする暇がない例えです。

辞書を見ていたら、「紺屋の地震」という慣用語を見つけました。意味は分かりますか?

「藍染まぬ」「藍澄まぬ」⇒「相済まぬ」⇒「申し訳ない」 の洒落だそうです。

「紺屋の明後日」となってしまい、「紺屋の地震」です、、、となったら洒落は洒落でも洒落にならなくなりますね。

肝に銘じます・・・。



藍のまち?

先日、市役所の人と話す機会がありました。

羽生は「藍のまち」と言うけど、「藍のまち」らしさとは、なんだろうか?という話になりました。

確かに市内に藍染製造業者はあります。歴史を紐解けば、羽生市の藍染は江戸時代にまで遡ることが可能です。

一方で、羽生駅を降りて、東西南北見渡しても、「藍のまち」らしさは、残念ながら感じられません。近隣の方で、羽生が「藍のまち」だと認識されている方も少ないようです。

街づくりの一環として、「藍のまち」らしさの演出が今後ますます必要になるだろう、という点で、市役所の方とも意見は一致しました。

「藍のまち」らしさって、何でしょうね?

*ようやく読んでいただいた方からのコメントを見ることが出来るようになりました。結構コメントを寄せていただいていたことにびっくりです。返答もせず、失礼しました。今後とも、宜しくお願いします。



来客があると気付かされます

昨日は、岐阜県からお客様がいらっしゃいました。

当社の藍染生地を使って、デニムを作ったり、これからはバンダナを作ってみたりといろいろな企画の話で盛り上がりました。

当社の工場は、見学用のスペースが十分でない為、見学にいらっしゃるお客様もあまり多くはないのですが、折角遠方からいらっしゃったということもあり、見学していただきました。

藍染の糸が染め上がっていく姿、繰り返し繰り返し染めることにより、色が深みを増していく姿に、興味を示されたようです。じっくりとご覧になっていました。

確かに化学の世界で、最新鋭の設備で染めれば、スイッチ一つ、ふたを開ければ、きれいに染め上がっているというものでしょう。

当社の藍染工程のように、少しずつ染まっていくという姿も映像として面白いのかもしれません。日常の仕事として毎日見ていると気がつかないものですが、第三者の目を通して気付きを与えられる、それを実感しました。

余談ですが、当社のパート社員が、会話の中で、以前、そのお客様の仕事に関わったことがあると知るや、深々と頭を下げお礼を申し上げたとの事。お客様が感心しておっしゃるには、目の前の仕事を単なる作業と思わず、顧客やその商品を意識して仕事をしているからこそ出る態度。ものづくりは、こうあるべき、なんておっしゃっていただきました。もちろん、過分な評価とも思いますが、大変ありがたく、その言葉を頂き、そんな社員に支えられていることを誇りに思いました。

折角の手間ひまかけた仕事です。一つ一つの仕事を、丹精込めて仕上げていく、この姿勢が当社に求められているのだなあ、と改めて思いました。

来客があるたびに、いろいろなことに気付かされます。



藍染・草木染ソムリエ

夕方、このホームページの作成をお願いした株式会社ぱむさんとの打ち合わせがありました。

デジタル偏差値が極端に低い当社の面々を相手に、たいへん親身にいろいろなアドバイスを頂いております。顧客サービスの真髄を見ているようで、勉強させていただいております。深謝です。

このホームページは、単なる藍染・草木染の販売サイトではなく、お客様のご相談に乗ったり、お客様の商品選びの参考になるような、ソムリエのような存在を意図して作られています。(最近ワインだけでなく、○○ソムリエという呼称がよく見受けれれますよね。野菜ソムリエとか)

「藍染・草木染ソムリエ」

いかがでしょうか?



一期一会

藍染や草木染の特徴に色落ちするというものがあります。藍染は、こすると色が落ちるとか、草木染は、日光に当て続けると色褪せるといったものです。

この特徴をどのように受け止めるかは、人それぞれです。

好きな人は、それを味わい深さと取り、嫌がる人は欠点と取ります。

当社の小島久常務がどなたかから聞いたという話ですが、そのような色の変化を、その時々の色との出会い、その時々の色との「一期一会」と受け止めれば、より一層楽しめるとのこと。

素敵な話ですね。

日本に四季折々の良さがあるように、藍染・草木染の色の変化も、それぞれの良さとして楽しむ。

物質的なモノとしてだけではなく、精神的にも豊かな気分にさせてくれる、それが藍染・草木染の良さといえるでしょう。

当社もそのようなものづくりを、突き詰めていきたいものです。



天気

今日はよい天気でしたね。

こんな日は、糸もよく乾き、藍染屋にとってはうれしい限りです。

そうです。よくご存知の方も多いと思いますが、

藍で染め上がった糸は、天日に干すのです。

そののどかな光景は、当社のHPでも紹介されておりますので、

興味のある方はご覧ください。http://www.kojimasenshoku.com/process02.html

逆に梅雨時ともなると、思うように糸干しが出来ず、

生産が遅れる、などということもあったりします。

そんな、アナログでローテクな世界。

これもまた大切にしていきたいものです。



スタート宣言

はじめまして。

小島染織工業株式会社社長の小島秀之です。

ここでは、「染」と「織」に関係する話題を中心として、

私たちの工場のこと、仕事のこと、その他もろもろ

あまり肩肘を張らずに書いていきたいと思います。

どのくらいの方に読んでいただけるのか、全く見当はつきませんが、

こまめに長く続けられればと思っておりますので、

ご意見、ご要望、等など、何なりとお寄せいただければうれしい限りです。

それでは、本日より、小島染織blog スタートします。



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