小島染織による藍染・草木染Blog
last update 2009/03/15 11:02
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天然の色

人が美しい色を求め続けるのは何故でしょうか?

染織に関する著作も多く、ご自身でも工房を持ち、作家活動もされている吉岡幸雄氏によれば、「人は目に映る自然の移ろいを身近に引き寄せたいと願うから」とのこと。

天然染料の良さは、どこか落ち着く、どこか癒される、単に視覚で感じるだけではない、心に響く、何かにあるのだと思います。それは、きっと人も自然物であるから、そう感じられるのでしょう。

当社の草木染の手拭やバンダナは、天然染料100%で作っております。その分、色が地味だと指摘する方もいらっしゃいますが、前述の通り、どこか落ち着く、どこか癒される、そんなものづくりをしたいという願いが込められております。実際、販売活動をしていると、天然染料100%で、だから何?という反応もよくあります。確かに、これが食べ物であれば、天然のもののほうが体に良いというような、分かりやすい効能があるかと思いますが、染料の場合、見た目が同じであれば、天然染料であろうが、化学染料であろうが評価は同じなのかもしれません。

だからこそ天然染料でしか表現が出来ないような色にこだわり、より美しい色を出すことが当社の使命なのだと思います。そうすることにより、それこそ、自然の移ろいをより多くの方に味わっていただければ、この上ない幸せです。

今日は少々堅苦しい話になってしまいましたね。

ところで、今度、当社の手拭やバンダナを使った小物を作る予定です。ちいさな巾着とか小物入れとか。こんなものつくってみたら? などといったご意見募集中です。


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コメント

1. 名前:s.iwata - 2006/07/14 22:38
返事が遅くなってしまってすみませんでした。 ところで、ブログを読んでいて気付いたのですが、私の義妹がジャパンクリエイションで小島さんにお会いし、お世話になっていたようです。世間とは狭いものですね。ブログ楽しみにしています。
2. 名前:NS - 2006/07/14 10:29
生活の原点は、いかに自然と調和し、理解し、助 け合い、共有していく事だと思います。天然染料にしても光に弱く色が変色して行くと思いますが。それも、自然からのシグナル、日光浴もほどほどにと言うことかもしれません。今の大部分の消費者は色が変色する事を問題にしますが、これからは、色が変わらない事を問題にしてほしいと思います。色落ち止めの為に、色々な科学薬品を使っているのではないか?体に良いのか?これからは、天然にこだわっている御社に期待します。てぬぐい から色々小物を展開するとの事、ただし、てぬぐいは利のかなった商品だと思います。藍染のてぬぐいも研究し、ひき続き展開していって下さい。

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