小島染織による藍染・草木染Blog
last update 2009/03/15 11:02
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世界のトヨタ

 先日、地元の被服青年会の企画で、愛知県のトヨタの工場を見学に行ってきました。泣く子も黙る世界のトヨタですから、最先端の工程に圧倒されっぱなし。人間の手以上の迫力で、人間の手よりも細かく動く産業用ロボットを見て、同じく見学していた人が「こいつらが攻めてきたらどうするんだ?」なんて洩らしていましたが、それを聞いて私もなるほどと思いました。昔見た、宮崎駿さんのアニメ「風の谷のナウシカ」で、王蟲が攻めてくるシーンがありましたが、思わずその場面を想像してしまいました。

 ガイドの方曰く、トヨタでは、人間と特性と機械の特性を精密に分析し、人間がやるべき事と、機械でやるべき事で役割分担しているとの事。言われてみれば、当たり前のことではありますが、人間も機械と同様、システムの中に組み込まれているわけです。タイトルは忘れましたが、昔見たチャップリンの映画にも、そのようなテーマのものがありましたね。

 当社が扱っている藍染は、伝統工芸の一つに数えられています。当社の工程は、機械化されている部分とそうでない部分とがあります。プロセスを重視すれば、機械化されている部分がある以上、伝統工芸といえないと考える人もいるかもしれません。織物にしても、手で織らなければ、伝統工芸の枠に入らないのかもしれません。そこで、、当社が目指しているのは、伝統工芸としての藍染のよさと、染工場を併設していることのメリットを活かした、「伝統工芸と先端技術の融合」となるわけです。少し大袈裟で、格好付けすぎでしょうか?

未来のパーソナルモビリティ「i-unit」

トヨタ私たちが訪問した日だけで1000人以上の方が訪問しています


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コメント

1. 名前:NS - 2006/08/02 10:51
いつも楽しみに見てます。ロボットの技術の向上は末、恐ろしいです。テキスタイルデザインの世界もコンピューター(イラストレーター、フォトショップ)での制作が主流ですが、私は手描きで図案を制作しています。私のパソコンにもイラストレーターのソフトが入ってますが、描くとゆうより、はめ込む作業で何か空しさを感じます。融合すれば、すばらしい作品ができると思いますが、今は味のある手描きを続けて行きたいと思います。コンピューターの力はどんどん向上して行きますが、手作業は使う事をおろそかにすると描けなくなります。藍染に共通すると思います。目に見えない所での良さ、日本文化の原点だと思います。わび、さびは機械にできない人間の技術、心から生まれた物だと思います。少なからず人の心は、コンピューターに負けない事を祈ります。

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